●江戸和本●町人嚢(町人袋) 最新

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町人嚢(町人袋)★ゆうパック着払い 【判型】半紙本7巻7冊(本編5巻+底払2巻)。縦226粍。 【作者】西川如見(忠英・崎陽・求林斎)作・序。 【年代等】享保4年4月作(本編)。同年6月、柳枝軒跋・刊。[京都]茨木多左衛門(柳枝軒)板。 【備考】分類「教訓」。『百姓袋』(享保6年序)と並ぶ西川如見の代表的な通俗教訓書。第1巻では町人の品位について縷々述べ、町人に生まれた身の幸いを強調するとともに、真の商人、商売の基本から商人の学問のあり方までを説く。第2巻では分相応の礼儀、倹約と吝嗇、天下の金銀、自慢、借金・借用の是非などを古今の故事を引きながら述べる。第3巻では町人詞・京詞・田舎詞を始め、「富貴」「有徳」等の字義、正直・質素等を説きつつ、「町人こそ楽しけれ」と町人の自負をのぞかせる。第4巻では40歳以後の養生や飲酒、驕奢、年中行事や子供の遊び等について述べた後、根本において万人は平等であり、本心には貴賤の差別がないと明言する。第5巻では公儀・法度遵守、葬祭、吉凶、陰徳、分限者と金持ち、質素倹約、服忌、智恵、簡略等について述べる。また、「底払」上下2巻では、「直」の字義、神道と大和詞のほか、諸書からの語彙や金言名句、和漢風俗の相違等に関する諸説を列挙する。柳枝軒の跋文では本書を『町人嚢』と題するのは著者の謙遜であり、本書が「士農工商の宝袋」にふさわしいと宣伝する。 ★原装、題簽付・状態良好(欄外やや小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、原装7冊本が、27,500円~48,000円】。

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