フォクトレンダーの希少カメラです。 ロールフィルム・フォールディング カメラ120（1930）と初代ベッサの両方の特徴を備えています。INOS 1 かもしれません。 前ボードとレンズボード、そして距離調節の繰り出し機構はロールフィルム・フォールディング カメラの物ですが、ボディそのもののデザインは、次機種のベッサの物です。 大阪カメラ会館で見つけた時は、2つのカメラを合体させたチャンポンかと思いましたが、店員に尋ねると、 「タスキの形状が異なり、カシメられているので、移植は出来ない」と説明されました。 帰宅して資料を調べると、確かに前ボードに始まり繰り出し機構まではロールフィルム・フォールディングの物ですが、前ボードにカシメられているタスキが、次世代ボディのベッサに適合する 物に変更されています。しかも、カシメは工場で行われた物です。 ベッサになって、繰り出し機構などが簡便な前玉繰り出しになってしまいました。 メートル表示のドイツ向けです。 ロールフィルム・フォールディングカメラはワイヤーフレームが失われている個体が多いようですが、これにはきちんと付いています。 また、レンズはスコパーの10.5cm f4.5です。 レンズにはカビやクモリ、バル切れはありません。スカッとしています。 もちろん、少しのチリや僅かな拭きキズはあります。 蛇腹には、フィルム室側から目視で確認する範囲では、光線漏れはありません。 ボディには、90年以上前のカメラですから、所々に塗装ハゲやサビなどもあります。 シャッターは、1秒から1/250秒まで、精度は分かりませんが、軽快に稼働しています。ただ、TとBが作動しません。 フォクトレンダー マニアの方のコレクションにオススメいたします。 できるかぎり説明いたしましたが、説明漏れや説明ミスがあった場合でも一切責任は持てませんので、現状渡しをご理解くださる方にお譲りいたします。 高齢の親の介護をしておりますので、発送は週に一度しか行なえませんので、ご了承ください。 出品開始時の価格：35,800円 ※ このカメラを『 初代 INOS 1 』だと判断される方もおられますので、コメント欄も必ずお読みください。 #Terry7Terryの他のカメラ