正絹 最新 六通 袋帯 有職織 帯

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有職織の帯  新品、未使用です。 寸法 440cm×31cm 有職織物の特徴  有職織物は、広義には平安時代以来公家の生活に使われた公家様式の絹織物を指しますが、狭義には江戸時代以来の、公家様式を順守し、ともすると類型化し、固陋のものとなった絹織物を指します。それらはいずれにせよ上品で端麗な美しさを湛えています。  平安時代に作られた公家の織物の母体となるのは、法隆寺や正倉院に伝えられているような七、八世紀の絹織物です。これらの、織物技法の優秀さ、種類が多岐にわたっていることは驚くばかりであります。文様についても中国をはじめとしてインド、ペルシャ、東ローマ帝国などの影響を受けたものが少なくありません。  このような異国的雰囲気のものは平安時代になって、他の美術と同様に和様化し、あまりに強烈なもの、恐ろしいもの、緻密なものなどは敬遠され、温和で優しい調子に整えられ、あるいは親しみやすい主題に変えられました。  有職織物は、調度、服装そのほか、公家の公私にわたる生活に用いられるものであるため種類はさまざまです。これを技法の上から区別すると、平織、斜文織、繻子織、もじり織の四原組織のうち、繻子織を除くすべてを網羅しています。平織においても品質によって、あしぎぬ、絹、かとり、練貫、精好などの別があります。  綾とは文(あや)で、二種の組織(斜文織)を組み合わせ文様を織り表わしたものです。白生糸で文織とし、生のまま(夏用)か練って白のままないし染色して用います。  織物と称するものは、公家の間では糸のうちに練るか、染色して織ったものに限られます。これに、無文、固文(固織物)、浮文(浮織物)の別があります。 二陪織物は浮織物によって地文を、縫取織によって刺繍のように見える上文を表わしたものです。  錦は二色以上の色糸を用いて地色と文様を織り表わしたものです。  そのほか薄物に紗、(こく)・こめおり、羅があり、それぞれ無文と有文の別が見られます。

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